アピストグラマ・トリファスキアータは古くから知られているポピュラーなアピストグラマです。 本種はマッドグロッソタイプと呼ばれるスタンダードな種類です。他のアピストと同様、オスは色彩が美しく、メスよりも大きく育ちますが、ボレリィやアガシジィと比較すると、それほど雌雄の体格差は表れにくい種類と言えます。
飼育は赤虫やイトメなどの生餌や冷凍赤虫などを好みますが、沈下性のクランブルフードなども慣れるとよく食べてくれるでしょう。水質はｐＨ6.0～6.5位の弱酸性の軟水が理想ですが、それほど水質にうるさくないので飼育は容易なアピストグラマです。原産地の水温は２０～２５度と低めですが、飼育下では水温３０度くらいまでなら問題なく飼育できるので、暑さに弱い種類ではありません。
繁殖方法はほかのアピストグラマと同様、ケーブスポウナー（洞窟産卵型）であり、稚魚は最初からブラインシュリンプを食べて育ちます。オスの背ビレは若親よりも成熟が進むにつれ大きくなる傾向があり、飼い込むことで美しさの増すアピストグラマの魅力と言えます。
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